Clinical AI Core は、地域の小児科の診療所で、一人の医師が毎日の診療のなかで作り、直し、育ててきた仕組みです。
ここに残すのは、その現場で起きたことの記録です。一人の医師の経験と実例であり、どの医療機関でも同じ結果になることをお約束するものではありません。
何を変えたか
カルテの記録だけではありません。受診前後のご案内、院内の動線、日々の運営まで、一つひとつを仕組みとして整えてきました。
歩み
| 時期 | 起きたこと |
|---|---|
| 2023年2月 | 生成AIを診療の記録に使い始める。録音・文字起こし・指示を毎回手で貼り付ける日々 |
| 2024〜2025年 | 市販の製品を試す。製品の出来ではなく、「自院の運用に合わせ込む時間を、診療している医師が出せない」ことが壁だと分かる |
| 2026年2月 | 自分で作り始める。記録のために人が付きっきりにならなくても回るようになる |
| 2026年6〜7月 | 説明を外に出す。来院前のページ・説明動画・診察後の要点のお届けが動き出し、ご家族が学んでから来るようになる |
| 2026年7月 | それまでの仕組みを「Clinical AI Core」と名づける。2本の柱=診察室の外の分身/診察室の中のアシスタント |
| 2026年8月 | 手引き『カルテAI 7原則』を書き上げる |
| 2026年10月 | 柱を4本に広げる。診察室の前と後の分身・診察室の中のアシスタントに、チームをつなぐアシスタントと、診察のあとのバックヤードのアシスタントを加える |
育ててきた回数
指示文(プロンプト)の大きな改訂と小さな改訂を重ねて、いまの形になっています。
変わったのは、
時間だけではありませんでした
- 診察室で、ゼロから説明しなくなった。「今ここが気になっています」から話が始まる
- 同意の説明の一部を動画が受け持ち、診察室では大事な所見に時間を使えるようになった
- スタッフが、定型の仕事を仕組みに任せ、次の仕事に手を回せるようになった
記録を続けます
導入先の医療機関でも、ご了承をいただいたうえで、導入の前と後の変化(記録の時間・残業・体感)を記録していきます。掲載するときは、内容を確認していただいてからにします。
