Clinical AI Core とは

少ない人数で回す医院では、記録・説明・引き継ぎが、院長とスタッフの時間を少しずつ奪っていきます。

Clinical AI Core(クリニカルAIコア)は、院長の臨床知を、問診・説明・記録・フォロー・スタッフとの共有に落とし込み、少ない人数の医療機関の診療を支える仕組みです。

Clinical AI Core
という考え方

保険診療では、一人の患者さんと診察室で向き合える時間は、どうしても限られます。伝えたいことも、確かめたいことも、すべてを診察室の中で終えることはできません。

そこで私たちは、診察室の「前」と「後」に目を向けました。

受診の前から、仕組みが順につながっていきます。来院前に読んでいただくページや動画で、病気や検査のことを先に知っていただく。受付では、問診や予約の情報がそろい、看護師は診察に必要な準備を整えておく。医師は、その積み重ねの上で、方向を決めることに集中する。

そして診察の後も、仕組みの手助けで、患者さんのフォローが続きます。要点やその後の過ごし方をお届けし、気になることを次の受診につなぐ。診察室を出たあとも、医院とのつながりが切れない体制です。

受付・看護・医師が、それぞれの持ち場で同じ情報を見て、同じ言葉で伝える。だから、診察室の時間が短くても、一人ひとりの患者さんとご家族に、学びながら良くなっていく「教育型の医療」が届きます。

ただ、この流れは、人の頑張りだけでは続きません。誰が休んでも、誰が卒業しても回るように、チームのつながりを仕組みにしておくことが要ります。

診察室の中の時間は、一人あたりでみれば短いかもしれません。けれど、その前と後で、受付・看護・医師がそれぞれの持ち場でつながり、一人ひとりの患者さんに教育型の医療が届く。チームを仕組みでつなぐこと。私たちは、この思想を Clinical AI Core と呼んでいます。


つながりの地図

Clinical AI Core は、一つのソフトや道具の名前ではありません。中心にいるのは、院長とクリニックです。そのまわりを、伝えること(来院前の説明)、現場の流れ(受付からお会計まで)、チーム(受付・看護・医師のつながり)、経営(院長の机の仕事と数字)が、輪のように回っています。カルテアシスタントは、その輪を支える道具の一つです。そして、どの輪も、医師としての診療と医療の考え方を土台にしています。

白く明るい地に、丸い4枚の写真が緑と青の筆の矢印で時計回りにつながっている。家で説明を見る親子、受付で迎えられる親子、話し合う医師と看護師、机のノートとパソコン。真ん中には二つの輪が重なるしるし。下では、若木が大地に根を張っている。
中心にいるのは、院長とクリニック。4つの視点が輪になって回り、その輪をつなぐのが Clinical AI Core です。
この輪のどこにボトルネックがあるかは、最初の「1日の流れを一緒に見る」で、一緒に確かめます。
中心にいるのは
院長とクリニック
輪をつなぐのは Clinical AI Core
輪の上
伝える
  • 来院前に読むページ・動画=院長の分身
  • 学んでから来て、診察で方向を決める
  • 記事と発信で、考え方を先に届ける
右
現場の流れ
  • 予約と問診の入口を、一つにそろえる
  • 電話の一次受けを、仕組みに任せる
  • お会計の待ちを短くする段取り
下
チーム
  • 新しく入った人も、同じ説明ができる
  • 誰が来ても、誰が卒業しても続く
  • 縛らず、応援と感謝で働ける
左
経営
  • メール・書類・行政の手続きを支える
  • 経営の数字を、毎月見る仕組み
  • 仲間の人数に合わせて、舵を切る
↺ そして、また「伝える」へ戻る
土台:医師としての視点
  • カルテアシスタント=記録の下書き(医師が確かめて仕上げる)
  • 診察後の要点と、その後のフォロー
  • 診断・治療の判断は、医師が行う。仕組みは、その時間を守るためにある
いまある道具を、つないで生かす
電子カルテ 予約システム Web問診 電話の自動応答 チャット・LINE キャッシュレス決済 院内の連絡ツール
新しく買い足す前に、いまある道具のつなぎ方を見直します。
Clinical AI Core は電子カルテの外側で動き、置き換えはしません。

4本の柱

院長を、診察室の前と後、診察室の中、チームのあいだ、診察のあとの机の上で、それぞれ支えます。

1. 診察室の前と後で働く「分身」
──事前の学びと、帰ってからのフォロー

  • 来院前に読んでいただく説明ページ・動画
  • 受診に合わせてお送りする案内と、診察後の要点
  • 医療機関の確認を経てお渡しする説明文の型

この分身は、ロボットではありません。院長やスタッフ本人が、文章・画像・動画で、普段の言葉を伝えます。患者さんやご家族は、緊張して聞き逃すことがなくなり、家で何度でも見返せます。その人の言葉は、誰にも真似できません。

2. 診察室の中で働くアシスタント
──記録と準備

  • 音声入力からのカルテ下書き(医師が確認して仕上げる)
  • 問診の整理と、診察で確かめる項目の提示

3. チームをつなぐアシスタント
──受付・看護・医師の連携

  • 受付・看護・医師が同じ情報を見られる、共有のメモ
  • スタッフが使う説明やチャットの型(新しく入った人も、同じ品質で説明できる)
  • 院長に聞かなくても動ける、手順書と現場カード

4. 診察のあとのバックヤードのアシスタント
──院長の机の仕事

  • メールやお問い合わせへの返事の下書き
  • 書類の仕分けと、行政の手続きの準備
  • 経営の数字を、毎月見る仕組み
  • 診療に要る調べもの

診療の道のりが、
4つに分かれる

段何が起きるか仕組みが受け持つこと
① 来る前学んでから来る記事・動画・案内
② 受診理解して受診する問診の整理
③ 診察方向を決める記録の下書き・確認項目
④ 帰ってから家で繰り返す要点・フォローの文

診察室は、ゼロから説明する場所ではなく、学んできたご家族と「次の一手」を決める場所になります。


Clinical AI Core であるもの
/ないもの

であるものではないもの
電子カルテの外側で動く、診療支援の仕組み電子カルテ・AIカルテの置き換え
医師の確認を前提にした設計診断や治療方針を決めるもの
院長の考え方を、チームで使える形にするもの文字起こしや記録だけの道具
現場で使いながら育てる仕組み入れれば終わる完成品

診断・治療の判断は、すべて医師が行います。患者さんへの説明文も、医療機関が確認してからお使いいただきます。


患者さんの情報について

Clinical AI Core は、医療機関が入力した診療情報・患者さんの情報を、当社のサーバーに送ったり保存したりしない設計です。AIサービスの利用契約は、医療機関のお名前で結んでいただきます(設定は当社が支援します)。


器は変わっても、
中身は残る

電子カルテにAIの機能が標準で載る日は、遠くないと考えています。それでも、何を書かせ、何を書かせないか。どこで説明し、どこで方向を決めるか。その判断の型は、道具が替わっても医療機関の手元に残ります。
私たちがお届けしたいのは、その型と、型を自院で育てていく方法です。